司法書士法人・行政書士かながわ総合法務事務所
神奈川県横浜市西区北幸2-10-27 東武立野ビル1階
(横浜駅西口より徒歩8分)
TEL:045-328-1280
住信SBIネット銀行は、三井住友信託銀行とSBIホールディングスの共同出資で、2007年に誕生したネットバンクです。
ネットローンを始めに、住宅ローンやSBI証券との連動など、従来の銀行よりサービス性が強く、30代~40代などの若い層に好まれています。
住信SBIネット銀行のローンにも、債務整理は可能です。
債務整理の対応は、保証会社である住信SBI銀カード又はSMBCコンシューマーファイナンスに委託されています。どちらに債務が移動するかによって、任意整理の対応は若干異なります。
いずれにせよ、3年以上のカードの利用がある場合には、概ね利息をなくした5年(60ヶ月)払いが認められています。
任意整理はできます。任意整理後の利息の支払いを無くした、3年(36ヶ月)~5年(60ヶ月)程度の分割払いになるのが特徴です。
例えば、60万円のカードローンを5年の分割払いにできた場合には、毎月1万円の返済となり、これが全て元本の返済にあたる(利息がなくなるため)ようになります。
ただし、保証会社であるSMBCコンシューマーファイナンス又は住信SBIカードとの交渉によるものなので、カードの利用期間・借金額の大小などによって変わっていきます。
過払い金は100%発生しません。銀行のカードローンは、過払い金の対象外です。
任意整理できます。数か月程度滞納を続けていると、保証会社である住信SBIカードか、SMBCコンシューマーファイナンスに、移動しているケースがあります(代位弁済)。
このような保証会社に移動している場合でも、任意整理は可能です。
また、支払いが滞ったことで裁判所に訴えられてしまったり、支払督促が届いた場合でも、住信SBIの場合であれば、債務整理に応じてもらえます。
任意整理を行う場合には、住信SBIネット銀行の口座凍結と、ブラックリストによるカードの利用停止に注意が必要です。
住信SBIのカードローンに任意整理を開始すると、住信SBIの銀行口座がロックされます。
これは、銀行口座に預金がある場合には、任意整理の対象となる返済と、銀行側は相殺したいためです。
銀行口座がロックされるということは、入金があってもこれをおろすこともできず、ネットバンキングを使った振込みなどもできなくなります。
住信SBI以外の銀行口座を準備するなど、このような状態になっても、慌てないように対応をする必要があるでしょう。
任意整理を行った場合には、デメリットとしてブラックリストになります。
ブラックリストになると、住信SBI以外の銀行カードローンやクレジットカードの使用が5年~7年ほどはできなくなりますので、注意しましょう。
いわゆる後払い型のカードが禁止されるだけで、住信SBI以外の銀行のキャッシュカードの利用や、即時決済型のデビットカードの利用は制限されません。
友人の紹介で住信SBIネット銀行の口座を開設したHさん。
ネットローンの利用を始め、自分のキャッシュカードからいくらでもお金が出てくるような錯覚に陥り、気づけば借金が多く貯まることになってしまいました。
他社から借りて返済に充てるも金利の負担が思ったよりもきつく、気がついた頃には、4つの銀行と2つのクレジット会社から380万円の借金を抱えていました。
「これ以上は支払えない…借金が増えていくだけだ」と思ったHさんは、任意整理を行ってしっかりと支払っていく覚悟を決めました。
・任意整理前の支払い残額:85万6101円
任意整理を開始。保証会社は住信SBIネットカードとなりました。
保証会社へ代位弁済がなされるまで2ヶ月ほどの期間を要し、その後交渉がスタート。
元金に代位弁済までの手数料などを付加した、総額88万2096円(初回を1万1096円、以後67回を毎月13,000円の返済)とする、分割払いが成立しました。
任意整理後は利息は0%となり、利息の支払いは全て免除されました。
司法書士法人かながわ総合法務事務所の代表。2008年より司法書士登録。
債務整理を専門とし1万件以上の事案を解決してきました。こうした経験を記した「債務整理の専門家ブログ」は多くの方に好評を頂いております。
債務整理のことなら当事務所にお任せ下さい。日本全国の方に無料相談を行っています。
「優しく」「親身に」「安全な債務整理を」ご相談者のみなさまが、安心して進められる手続きをご提案します。