司法書士法人・行政書士かながわ総合法務事務所
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2026/05/02更新

債務整理を検討すべき目安

「債務整理はどのタイミングですべき?」

「債務整理を検討する目安はある?」

債務整理を検討するのは以下のような場合です。

・支払いで生活が圧迫されている

・自転車操業になっている

・払っても払っても借金が減らない

債務整理には、任意整理・個人再生・自己破産といった種類があります。

債務整理の検討は任意整理から行い、任意整理が難しい場合には、個人再生か自己破産を検討するのが一般的です。

債務整理を検討すべき目安

返済が苦しいなら債務整理を検討

債務整理を検討する基準は、「返済が苦しいか?そうでないか?」です。

借金が500万円あったら、債務整理を検討するという金額の基準はありません。

なぜなら、年収・年齢・家族構成・住宅ローンの有無・家計の支出状況は、個々の人によってバラバラであり、500万円の借金で苦しい人もいればそうでないひともいるためです。

・借金の返済で年々生活が苦しくなっている
・カードの返済をすると、給料がほとんど残らない
・家計が赤字で、生活費をカードに頼っている
など、こうした場合は「返済が苦しい」と言えるでしょう。

返済が苦しいだけが基準だと、あまりにも抽象的すぎるので、もう少し具体的に、参考になる目安を一つずつ解説します。

借金が収入の1/3を超えたら債務整理を検討

毎月の返済額が、収入の1/3を超えたら、債務整理を検討してみましょう。

例えば、月収20万円の場合なら、返済額7万円で債務整理を検討するタイミングです。

生活費や家賃(住宅ローン)を加味すると、これ以上借金が増えると生活に影響が出るのが、この1/3というラインです。

自転車操業の場合は債務整理を検討

「借金を返済するために借金をしている」という、自転車操業の場合には、すぐに債務整理を検討したほうがいいです。

A社の返済をするためにB社からお金を借り…ということを繰り返しているうちに、借金はどんどん膨らんでいきます。

自転車操業を自力で抜け出すには、ある程度まとまった資金で借金を減らすしかないため、そうした資金の捻出が難しければ、債務整理が必要になります。

払っても払っても借金が減らない場合

債務整理を検討した人にそのきっかけを聞くと、「いつまでたっても借金が減らないから」という答えが返ってくることがあります。

これは、利息やリボ手数料の返済でいっぱいいっぱいで、元金の返済までうまく行き届いていない状態です。

こうした場合は、今の借金に対しての返済資力がないことを表しています。

債務整理にはどんな種類がある?

債務整理の種類

債務整理には、「任意整理」「個人再生」「自己破産」といった方法があります。

債務整理を検討する場合には、任意整理→個人再生→自己破産の順に検討するのが、一番分かりやすい基準と言えるでしょう。

任意整理とは?

「任意整理」は、利息やリボ手数料カットして、残金を支払っていく方法です。

ブラックリスト以外に大きなデメリットがないのが特徴ですが、個人再生や自己破産と比べると、元金の減少は見込めません。

そのため、借金額が大きすぎると、任意整理では難しい…という場合もあります。

個人再生とは?

「個人再生」は、借金をおよそ80%~90%減らすことができる方法です。

例えば、500万円の借金なら最大で400万円減額し、100万円を払えばいいようにすることができます。

任意整理よりも借金は大きく減りますが、車のローンや奨学金に影響が及ぶことがデメリットとして挙げられ、また裁判所の記録にも残ります。

ただし、自己破産と違い、住宅ローンには影響を出さずに進められるので、自宅を残すことはできます。

そのため、住宅ローンがあって任意整理が難しいケースでは、この個人再生を選択するのがベストです。

自己破産とは?

「自己破産」は、基本的な借金は0にできるという強力な効果を持っていますが、その分、デメリットも債務整理の中で1番大きいと言えます。

職業制限により、自己破産の免責がおりるまでは一部の職業を行えなくなったり、20万円以上の財産は没収されることもあります。

結婚は債務整理する1つのタイミング

近いうちに結婚を考えている、「配偶者に借金があることは秘密」というケースで、任意整理を行うことはあります。

特に、女性の場合、出産のタイミングで支払いができなくなるケースが多いためです。

返済が滞ってしまうと、裁判所に訴えられたり、借金があることで離婚の引き金になってしまうこともあります。

こういったことに予防線を張るのであれば、債務整理を行うメリットがあります。

一方で、債務整理のデメリットであるブラックリストの影響もあるため、男性の場合で、結婚後にローンを組もうとしている場合には、注意も必要です。

転職は債務整理する1つのタイミング

転職を検討していて「収入が下がる」見込みなら、債務整理を検討するタイミングの一つです。

現在の収入でも返済が苦しいとしたら、「収入減少」になると払えなくなる可能性が高まります。

個人再生や自己破産など、裁判所の手続きを絶対に避けたいのであれば、余裕のあるうちに、「任意整理を行っておく」ことが有効策にもなります。

また、転職前・転職後で、給料は途切れることなく受け取れるか(失業手当の受給があるか)も、よく確認しましょう。

支給のタイミングによっては、収入がない期間が発生し、この期間に「生活や返済のやりくりをどう行うか?」も、重要なポイントです。

ブラックリストと債務整理のタイミング

債務整理をすると、ブラックリストになります。

・カードを利用して後払いにする

・ローンを組むこと

・保証人になること

・引越しの際に保証会社を利用する

ブラックリストになると、上記のような行為に制限がかかるため、債務整理を行うタイミングも重要になります。

かといって、返済が難しい状況で債務整理を行わないと、状況をより悪化させてしまうことにもなりかねません。

生活の状況や今後の予定を踏まえ、債務整理を行う適切なタイミングを、債務整理相談で見極めていくのがポイントといえるでしょう。

ホームページの執筆者

司法書士・行政書士 山口広樹

司法書士・行政書士 山口広樹

司法書士法人かながわ総合法務事務所の代表。2008年より司法書士登録。

債務整理を専門とし1万件以上の事案を解決してきました。こうした経験を記した「債務整理の専門家ブログ」は多くの方に好評を頂いております。

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