司法書士法人・行政書士かながわ総合法務事務所
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「ローンが組めないけど心当たりがない…」
「携帯電話料金の滞納で金融ブラックになるの?」
携帯電話の利用料金を、2,3か月滞納すると金融ブラックになる場合があります。
これは契約時の、本体代金(端末代金)の支払方法(一括・分割)で変わります。
また、金融ブラックとは別に、「携帯ブラック」というものもあるので、合わせて解説していきます。
携帯電話の本体代金の支払いは、以下の2パターンが考えられます。
①本体代金を割賦払い(分割払い)にしている場合
②本体は購入時に一括払いをしている場合
①の場合は利用料金を滞納することで、金融ブラックになります。
一方、②の場合で利用料金を滞納しても、ブラックにはなりません。
携帯電話の「本体代金」は、電話回線や通信料金とは異なり、買物利用と同じです。
つまり、信用情報機関(JICC・CIC・全銀協)が管理しています。
そのため、携帯電話の支払いを滞納すると、クレジットカードでの買物の支払いを滞納した場合と同じイメージです。
そのため、3か月以上の滞納があると、金融ブラックになります。
②の場合には、利用料金だけの滞納なので、ブラックにはなりません。
しかし、利用料金の滞納は、電気通信事業者協会(TCA)には不払い情報としては登録されます。
金融ブラックとは「信用情報に事故登録がなされること」を指します。
ブラックリストとも呼ばれています。
この信用情報への事故登録がなされると、ローンやクレジットの利用が制限されます。
つまり、お金を借りたり、ショッピングの後払いをができなくなります。
カードやローンを利用している全ての人間がこの信用情報に登録されています。
信用情報は、信用情報機関という機関が管理しています。
「CIC」、「JICC」、「全銀協」といった3つの機関で運営されています。
信用情報機関の種類 | 加盟している業種 |
---|---|
①日本信用情報機構(JICC) | 消費者金融や信販会社が加盟 |
②シーアイシー(CIC) | 信販会社が加盟 |
③全国銀行協会(JBA) | 銀行が加盟 |
金融ブラックとは別に、携帯ブラックというものもあります。
電話料金の未払いがあると、電気通信事業者協会(TCA)やテレコムサービス協会(TELESA)で、「不払い情報」を登録しています。
携帯代金を滞納すると2、3ヶ月で強制解約となり、この不払い情報に登録されます。
大手キャリアであれば、みなこのTCAやTELESAに登録しています。
携帯電話の機種変更や新規契約では、この「不払い情報」が参考にされます。
例えば、ソフトバンクがTCAに不払い情報を申請すると、ドコモはこの情報を元に、新規契約申込者の審査を行います。
携帯料金の滞納情報は、契約解除から5年間経過するか、滞納分を解消した時点で、情報の削除がされます。
携帯電話の利用料金を滞納している場合、債務整理を行うことは可能です。
携帯電話の大手キャリアであるKDDI(au)・docomo・softbankのいずれも、任意整理で分割払いにすることが可能です。
(一括請求されていても、任意整理で分割払いが可能です)
電話料金を5年(60ヶ月)程度の分割払いが可能です。
滞納料金が18万円であれば、3000円×60ヶ月払いのようにできます。
滞納料金を2年(24ヶ月)程度の分割払いが可能です。
ただし、条件によっては3年以上の分割払いが可能な場合もあります。
滞納料金を1年(12ヶ月)程度の分割払いが可能です。
ソフトバンクは、ドコモやauと比べると対応が厳しい印象です。
司法書士法人かながわ総合法務事務所の代表。2008年より司法書士登録。
債務整理を専門とし1万件以上の事案を解決してきました。こうした経験を記した「債務整理の専門家ブログ」は多くの方に好評を頂いております。
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