債務整理による家族への影響は？

「債務整理をすると、妻（夫）のカードも使えなくなりますか？」

「自己破産をして子供の将来に影響は？」

「債務整理をして両親や兄弟に請求は？」

など、家族への影響を不安に思っている方はいらっしゃいますが、問題ありません。

債務整理のペナルティを受けるのは、あくまで「本人」だけです。

例えば、債務整理を行った場合、ブラックリストになります。

債務整理を行った本人はブラックになりますが、その家族がブラックにはなりません。

家族までブラックになるなら、誰も債務整理を行いません。

そして、カード会社側から見ても、顧客範囲が少なくなりすぎて商売になりません。

そのため、家族にまでペナルティを課すという考えには、無理があるわけです。

債務整理を行っても、同居中・別居中を問わず、家族へ影響がないのは、前述のとおりです。

しかし、あなたがブラックになると、家族に迷惑がかかることはあります。

あなたが家族カードの親カードである場合。

親カード所持者がブラックになると、子カードも使用できなくなります。

債務整理を行う前に、子カードが使えなくなることを家族に伝える必要があります。

ブラックになると、自分自身が保証人になれなくなります。

例えば、子供の奨学金の保証人に父親がなるケースがあります。

しかし、債務整理でブラックになると、保証人の審査に通らない可能性が高くなります。

賃貸契約を行う場合に、保証会社の審査に通りづらくなります。

・あなた以外の家族が名義人になる

・保証会社不要の物件にする

などの必要が出てきます。

保証人を立てることが可能な物件なら、特に問題はありません。

あなたが主債務者・家族が保証人の借金がある場合です。

この借金に債務整理を行うと、保証人である家族に支払いが請求されます。

保証人への請求を避けたい場合には、任意整理を行う必要があります。

自己破産や個人再生では、この借金も対象にしなければいけないので注意しましょう。