司法書士法人・行政書士かながわ総合法務事務所
神奈川県横浜市西区北幸2-10-27 東武立野ビル1階
(横浜駅西口より徒歩8分)
TEL:045-328-1280
任意整理でよくあるご質問を、知恵袋式のQ&Aで解説していきます。
任意整理は、「裁判所が関与しない」「最も多くの方が行っている」債務整理です。
・今後の支払いに利息や手数料がかからない
・負担のあるリボ払い設定をいったん白紙に
・毎月の返済額を現在の生活状況に修正する
という点が任意生理の主要な役割です。
任意整理について疑問点があれば、下記のQ&A以外の点もお気軽にご相談下さい。
1)任意整理とはどんな手続きですか?
2)月々の返済額はどのくらい減りますか?
3)任意整理はどのくらいの人が行っていますか?
4)家族に秘密で任意整理はできますか?
5)任意整理にはデメリットがありますか?
6)車のローンに影響はありますか?
7)住宅ローンに影響はありますか?
8)銀行口座に影響はありますか?
9)任意整理が予定通りに進むか心配ですが大丈夫ですか?
10)任意整理の期間はどのくらいですか?
11)任意整理ができない場合はどうすればいいですか?
12)任意整理にちゃんとした費用対効果はありますか?
13)費用は事務所ごとに安い・高いの差がありますか?
14)任意整理の費用は分割払いできますか?
15)任意整理を依頼するにはどうすれば良いですか?
任意整理を行った場合、毎月の返済額(1ヶ月辺り)は以下の目安です。
・借金200万円:3万円~4万円
・借金300万円:5万円~6万円
・借金400万円:6万円~7万円
・借金500万円:8万円~9万円
平成26年度統計では、自己破産の申立件数は6万5393件、個人再生の申立は7668件で合計7万3061件でした。
その10年前の平成16年は、自己破産は21万1860件、個人再生は2万6346件の合計23万8206件でした。
近年では、自己破産や個人再生の件数は減少しています。
その理由は、借金をする人が減ったという理由ではなく、任意整理の手続きが増えているからです。
(この当時は任意整理というものがまだまだ一般化されていませんでした)
これを前提に、23万8206件-73061件=16万5145件が任意整理対象者になっているなら、年間で15万人前後は任意整理を行っている可能性はあります。
低く見積もっても、半分の8万人~10万人は任意整理を行っているでしょう。
任意整理は、家族に秘密で進めやすい手続きです。
依頼すると、カード会社からの書類や連絡は依頼先に到着するため、任意整理に関する直接の連絡はありません。
また、ご家族がブラックになることこともないので、家族のカードはそのまま使用できます。
但し、家族カードであなたが親カードの場合、債務整理をすると家族の子カードは使えなくなるので注意しましょう。
任意整理を行うと、ブラックリストになります。
ブラックリストになると、5年~10年はクレジットカードの利用やローンを組むことができなくなります。
いわゆる「後払い」的なものが、制限される意味合いです。
任意整理は、特定のローンを除外することもできます。
この点が、個人再生や自己破産と違う点です。
車のローンに任意整理をしなければ、なにも影響はありません。
現在返済中の住宅ローンは、既に審査が終わっているです。
任意整理をしても、そのまま支払っていけばなにも問題はありません。
一括返済になるようなこともありません。
なお、ブラックの影響で、新たな住宅ローンは10年は通らなくなります。
また、任意整理をした会社と同じグループの融資は通りづらいと思ったほうがいいでしょう。
例えば、三井住友銀行のカードローンに任意整理を行うと、三井住友銀行の口座は凍結します。
しかし、この場合でも、三井住友以外の銀行口座は凍結しません。
なお、三井住友銀行のカードローンを任意整理から外すこともできます。
そうすれば、全ての銀行口座に影響がないように進められます。
大手の消費者金融やクレジット会社なら、日常的に任意整理の和解交渉を行っています。
・このカード会社なら5年以上で和解できる
・この利用状況なら3年でしか和解できない
こうした感覚は常に把握していますので、ご安心ください。
余裕をもって試算も行っていますので、予定した返済額より大幅にずれることは100%ありません。
任意整理の手続き期間は、3ヵ月~6ヶ月ぐらいのスパンで行われます。
そして、任意整理の手続きが終わると、返済に移っていきます。
この返済期間は、5年程度が一番多い期間です。
返済期間が定められても、繰上げ(前倒し)返済は可能ですので、ご本人次第で短期間で完済させることも可能です。
任意整理は、債務整理の中で一番軽微な手続きのため、より大きな効果のある対応を考えていく必要があるというわけです。
個人再生では、借金を最大で80%カットできますし、自己破産では最大で借金の支払いを0にすることができます。
ただし、任意整理よりはデメリットが多くなるため、慎重な選択は必要です。
任意整理費用の支払い方法は、以下のような仕組みです。
・費用とカードの支払いは重複しない。
・カードの支払い停止後に、費用の分割払い開始。
・費用の支払い終了後に、任意整理の返済開始。
任意整理が開始すると、今までのカードの支払いは止まるのがポイントです。
カードの支払い停止→費用の支払いスタート→費用の支払い完了→任意整理の支払い開始といったかたちで、全ての支払いが重ならないようになっています。
当事務所の任意整理費用は、借金額に応じて1社辺り2万円~5万円です。
1枚のカードで50万円の借金があると、1年間で7~9万円の利息やリボ手数料が発生します。
任意整理では、この利息やリボ手数料をカットできます。
(カットできる見込みがない時は、ご依頼前にお伝えしています)
つまり、費用対効果は確実にとれるというわけです。
任意整理費用は、1社辺り○○円という費用で計上されます。
基本報酬だけの事務所だと、2万円で激安、3万円~4万円で安い、5万円で普通、それ以上で高いイメージです。
着手金も発生する事務所では、1社辺りの金額が8~12万円というケースもあり、かなり費用に差があるといって良いでしょう。
ちなみに、費用が高いと大きな効果が出るわけではありません。
費用が高いだけで、安い事務所以下の効果の場合もあります。
「ただ高いだけ」の事務所も存在しますので、注意しましょう。
司法書士法人かながわ総合法務事務所の代表。2008年より司法書士登録。
債務整理を専門とし1万件以上の事案を解決してきました。こうした経験を記した「債務整理の専門家ブログ」は多くの方に好評を頂いております。
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