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2022/12/13更新

個人再生を事例で分かりやすく解説

個人再生の事例を、ご紹介いたします。

個人再生の最大の特徴は、「借金の大幅なカットが可能なこと」で、最大で借金を80%~90%カットできます。

カードの返済を減らすことで、住宅ローンの返済資金を捻出できるようになります。

自宅を残せる債務整理として、個人再生は重宝されている手続きです。

まずは、個人再生の特徴を説明し、次に、事例を通して説明します。

個人再生とは?

個人再生について

個人再生とは、債務整理の1つの方法です。

・任意整理では返済資金が足りない

・自己破産は避けたい(自宅を残す場合など)

こうした場合に、裁判所に個人再生の申立てを行います。

個人再生が認められると「借金が最大80~90%カット」これが大きな特徴です。

500万円の借金が最大で400万カットされ、100万円を支払えばよくなります。

住宅ローンに影響がない=自宅を残せる

個人再生では、住宅資金特別条項という制度があります。

この条項を付加して個人再生を申し立てると、住宅ローンは今まで通りの返済が認められ、カードの借金だけを減らすことができます。

個人再生で浮いた返済資金を、住宅ローン返済に充てられます。

その結果、「住宅ローンが払えない」ということを防ぎ、自宅を守ることができます。

個人再生について詳しくはこちら

借金はどのくらい減るの?

個人再生後の支払額について

・借金がどのくらい減るか?

・個人再生後の借金はいくらになるのか?

この点が1番気になるところだと思いますが、これは「借金の額」「清算価値」というものによって決まります。

借金額によって減額率は違う

個人再生での減額は、以下の借金額毎に決まっています。

※100万円以下の借金に個人再生の適用はありません。

・100万円以上500万円以下(上限として100万円まで減額)

・500万円以上1500万円以下(上限として5分の1まで減額)

・1500万円以上3000万円以下(上限として300万円まで減額)

・3000万円以上5000万円以下(上限として10分の1まで減額)

清算価値があると減額率に影響

財産を所有している場合、その財産以下には借金が減額されません。

これを個人再生の清算価値と言います。

清算価値には、預貯金・株式・車・バイク・不動産など一般的な財産の他、退職金(将来の見込額も含む)・仮に保険を解約した場合の返戻金も含まれます。

例えば、借金が1500万円・清算価値が1000万円あるTさんの場合。

個人再生をしても、1500万円の借金は1000万円にしかなりません。

個人再生での毎月返済額

個人再生では、減額された借金を3年~5年程度で支払います。

例えば、500万円→100万円になれば、毎月3万円の36回払いのイメージです。

60回払いなら、毎月1万7000円程度になります。

※給与所得者再生を選択した場合には、可処分所得を返済することになります。

個人再生の事例「住宅ローン資金を捻出」

個人再生の相談に至った経緯

「このままでは住宅ローンの支払いができなくなるかもしれない…」というEさん。

リボ払いの支払いが増え生活を圧迫。Eさんは、クレジット会社6社に計460万円の借金がある状況でした。

インターネットで個人再生を知り、当事務所に相談へ。

カードの返済を減らし、住宅ローンの返済資金の捻出をすることにしました。

当時の生活状況

・手取り収入は月30万円。

・カード会社6社に月15万円~18万円の支払い。

・住宅ローン返済で月10万円の支払い。

・マンション管理費で月2万円の支払い。

収入30万円のほとんどが、上記の出費で消えてしまう状況。

「カードで生活費を補っている」という破綻一歩前の状況でした。

個人再生を行った結果

個人再生を行い、460万円あったカード返済は100万円まで減額。

カード返済の月々の出費は3万円まで減りました。

(個人再生前)毎月15~18万円の出費

(個人再生後)毎月3万円の出費

生活の改善

・個人再生の支払い:3万円

・住宅ローンの支払い:10万円

・マンションの管理費:2万円

上記の出費は15万円まで減少(個人再生前は27~30万円)。

生活費に15万円の資金が捻出できるようになったため、カードに頼らずに生活ができるようになりました。

個人再生の事例「清算価値があった場合」

個人再生の相談に至った経緯

「ここ2、3年で借金が急激に増えてしまった…」というUさん。

転職時にカードの利用を始め、交際費やギャンブルなどでも使用。

・他社のカードで借りて返済に充てる(自転車操業)

・カードの利用が制限されてしまった(返済の遅延・滞納)

こうした状態で、700万円近い借金を抱えている状況でした。

当時の家計の状況

・給料は手取りで25万円。

・クレジット会社8社に月々18万~20万円の支払い。

・賃貸の毎月の家賃が9万円。

・退職金見込額が920万円。

・実家の不動産持分を1/10所有(価値300万円)

任意整理では対応できず…

出費が収入を上回る状態となっていたUさん。

当初は、任意整理を希望していましたが、難しい状況でした。

しかし、700万円を任意整理しても毎月12万円の返済資金は必要です。

Uさんの手取りは、月に25万円。

家賃と任意整理の返済資金で、月に21万円の出費。残り4万円で生活するには、かなり無理があります。

自己破産だけは絶対に避けたい希望だったため、個人再生を行うことになりました。

個人再生を行った結果

・実家の不動産持分

・見込み退職金

この2つが、財産価値として存在していました。

清算価値の原則から、700万円→300万円への減額に留まりました。

月々の支払い額は、5年払い(60回)で毎月5万円の返済となりました。

生活の改善

・個人再生の支払い:5万円

・毎月の家賃:9万円

個人再生の返済と家賃の出費は、毎月14万円になりました。

生活費に11万円を充てられるようになり、生活は改善されました。

ホームページの執筆者

司法書士・行政書士 山口広樹

司法書士・行政書士 山口広樹

司法書士法人かながわ総合法務事務所の代表。2008年より司法書士登録。

債務整理を専門とし1万件以上の事案を解決してきました。こうした経験を記した「債務整理の専門家ブログ」は多くの方に好評を頂いております。

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