司法書士法人・行政書士かながわ総合法務事務所
神奈川県横浜市西区北幸2-10-27 東武立野ビル1階
(横浜駅西口より徒歩8分)
TEL:045-328-1280
債務整理と聞いて「怪しい」「怖い」というイメージの人もいるでしょう。
債務整理は、法律に乗っ取ったまともな手続きです。
返済ができなくなって、なにも救済策がなければ行き場が無くなります。つまり、債務整理の存在で、多くの方が救われていることに間違いはありません。
一方、以下のようなケースで債務整理をしてしまうと、そのイメージは悪いでしょう。
・債務整理をするタイミングを誤った
・デメリットを知らなかった
・変な司法書士や弁護士に依頼した
このページでは、債務整理が良い手続きなのか?悪い手続きなのか?を判断してもらうために、客観的な事実と私の考えを記載していきたいと思います。
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債務整理は、普通にやれば、確実に費用対効果のとれる手続きです。
返済の負担は大きく減り、完済の見込みも見えるため、間違いなく良い手続きです。
債務整理の種類にもよりますが、「支払うお金」は自身で返済するよりも確実に少なくなります。
任意整理では、元金だけの支払いに変えます(一部、利息カットに留まる場合あり)。
個人再生では、元金すらも減少させます。
任意整理の元金返済では難しいケースでも、個人再生で対処できるというわけです。
また、任意整理も個人再生も難しい場合には、自己破産があります。
自己破産では、税金や養育費などの一部の支払いを除き、借金の支払い自体を無くす(免責)ということもできるわけです。
債務整理がなかったら、支払いができなくなった人は路頭に迷います。
こうした救済策がなければ、自分だけでは解決できません。
一昔前に多かった、借金苦を原因とする夜逃げや、自殺につながってしまうのです。
債務整理によって救われている人は、多くいるのが現実なのです。
債務整理は、基本的に司法書士又は弁護士に依頼して行う手続きです。
債務整理が良い手続きであったとしても、使い手(依頼する弁護士や司法書士)が悪ければ、悪い手続きに見えてしまうこともあります。
・借金減額シミュレーターといった怪しげな広告を行う事務所
・債務整理費用を相場の2倍、3倍もとる事務所
・過払い金のCMや債務整理業務を手掛ける大手事務所の懲戒
不祥事による士業への信頼感の不足、そして、以前相談した司法書士や弁護士に邪険な対応をされていると、被害者意識が強くなっている方もいます。
こうした背景が、債務整理のイメージが悪くなってしまった原因です。
士業全般に言えることとして、実務ができれば良いと思っている傾向にあります。
しかし、実務ができることと、相談者の希望する手続きを実現できるかは別です。
最低限の債務整理なら、極論誰でもできます。
問題は、相談者の細やかな気持ちを察したり、法律とは関係のない部分も含め、望んでいることを実現できるかです。
そうでなければ、相談者から見て良い士業にはならないのです。
ようは、コミュニケーション能力(相手と信頼を作る力)と、仕事力(依頼人の希望をくみ取る力)がある士業は少ないということです。
ここに気づいていない士業が多いため、相談者や依頼人との壁ができています。
2015年頃から、大手事務所が債務整理に多く進出するようになってきました。
それまでほとんど債務整理を行なっていなかった事務所が、借金減額シミュレーターなどで広告をするようになったのが始まりです。
債務整理費用が高すぎるケースも多く、これも債務整理が悪く見えてしまう要因です。
・借金減額シミュレーターを利用している
・債務整理の広告をSNSやネットで多く行っている
こうした事務所は、費用が高い傾向にあります。
債務整理が悪いイメージになるもう1つの理由が、そのデメリットが原因です。
デメリットは、金融ブラック(信用情報機関に事故登録)になることです。
・クレジットカードが使用できなくなる
・賃貸で家賃の保証会社が利用できなくなる
・ローンの審査に通らなくなる
ブラックにはこうした弊害があり、債務整理を行うならブラックは避けられません。
各債務整理のデメリットを確認してみましょう。
任意整理をすると、その任意整理をしたカードが利用できなくなります。
また、ブラックリストになることで、クレジットカードの利用ができなくなったり、ローン関係の審査に通らなくなるというデメリットがあります。
個人再生では、ブラックに加え、家族にバレやすいというデメリットもあります。
その理由は、官報への掲載や、個人再生を行った記録が裁判所に残るためです。
また、車のローンや奨学金なども個人再生の対象となるため、これらのローンに影響を及ぼすことになります。
なお、住宅ローンには影響を出さないように進められます。
自己破産では、個人再生のデメリットに加え、20万円以上の財産を残せないというデメリットがあります。
20万円以上の財産は全て換価されるため、20万円以上の価値のある自宅・車・バイク・宝飾類などがあると、手元からなくなります。
また、住宅ローンも含めて、全てのローンに影響を及ぼすことになります。
債務整理をしたほうが良い状況の場合は、債務整理をするべきです。
もちろん、しっかりとした事務所に依頼するのが前提です。
債務整理を検討する場合の目安について、確認してみましょう。
「もっと早く相談すればよかった。債務整理のタイミングが分からなかった」
という声を聞くことがあります。
・カード返済で生活費が足りない
・完済できる見込みがない
・自転車操業になっている
このように感じたら、債務整理を検討するタイミングです。
収入や生活状況、借金の額…全てが一緒の人などいません。
1人1人の「返済が苦しい」と思うタイミングで、債務整理は行われます。
150万円できつい場合もあれば、300万円できつい場合もある。
債務整理を行なうタイミングは、人それぞれというわけです。
無理して支払いを続けても、いずれ返済はできなくなります。
そして、ほとんどのケースで、以前より借金が増えてしまいます。
借金が増え、債務整理をするタイミングが遅れてしまった場合。
最悪、「破産しか方法がない」ということも考えられます。
債務整理をするタイミングは、その後の生活にも関わってくる重要なものです。
債務整理をするのに、使い手である司法書士や弁護士が重要なのは先ほど説明したとおりです。
どこに依頼するかで、債務整理の内容や費用は大きく変わります。
避けたほうがいい事務所を整理してみましょう。
ご相談者の方から伺ったケースです。
相談をしたいことがあるのに、依頼の契約を急がす事務所もあるそうです。
満足な説明もないまま依頼を急かす事務所は、あなたのことは考えていません。
相談の段階で、自身の納得のいく説明を受けられるか?は大事なポイントです。
債務整理には、信用情報への事故記録(ブラックリスト)のデメリットがあります。
これも、ご相談者さんから聞いた話です。
中には、ブラックのデメリットを伝えずに依頼を受ける事務所もあるようです。
メリットしか話さない事務所は、やめたほうがいいかもしれません。
例えば、メール相談を希望しているのに、電話がかかってくるケースです。
こうした事務所では、電話もしつこいぐらいにかけてくるケースもあるようです。
相談の段階で希望通りの対応に応じてくれない事務所は、手続きに入っても希望通りには動いてくれないでしょう。
債務整理の費用が相場よりも、だいぶ高い事務所はやめましょう。
任意整理では、当事務所より2倍、3倍高い費用の事務所も存在するのが実情です。
いくつかの事務所に費用を確認し、その他サービスや対応を比較して、事務所選びをするのがよいでしょう。
司法書士法人かながわ総合法務事務所の代表。2008年より司法書士登録。
債務整理を専門とし1万件以上の事案を解決してきました。こうした経験を記した「債務整理の専門家ブログ」は多くの方に好評を頂いております。
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