司法書士法人・行政書士かながわ総合法務事務所
神奈川県横浜市西区北幸2-10-27 東武立野ビル1階
(横浜駅西口より徒歩8分)
TEL:045-328-1280

受付時間
平日:9:00~20:00
土曜:10:00~16:00

無料相談専用フリーダイヤル

0120-631-625
2022/11/25更新

おまとめローンと債務整理の比較

それぞれのメリット・デメリットをチェック

おまとめローンと債務整理の比較を解説します。

銀行で主流のおまとめローンですが、現在では、消費者金融も積極的に行っています。

利息の軽減・返済の1本化が、おまとめのメリットです。

一方、債務整理も、世間からだいぶ認知されるようになってきました。

返済金額が減るという意味では、債務整理の方が効果が高いのは間違いありません。

しかし、おまとめローンとは違い、金融ブラックになるというデメリットはあります。

両者の手続きの効果、メリット・デメリットを解説していきます。

おまとめローンと債務整理の違いは?

おまとめローンとは?

おまとめローンのメリットは、下記の2点です。

・返済を一か所にまとめられること

・利息を下げられること(なしではない)

おまとめローンの仕組みを、具体例で見てみましょう。

例:Rさんの場合

・A社に80万円・B社に50万円・C社に50万円・D社に100万円

・A社におまとめローンを進められる。金利は12%と相場より安くなる。

おまとめ先のA社が、借金を全て肩代わり(おまとめ)し、Rさんは今後A社だけに支払いを行っていくシステムです。

おまとめローンは、A社が利息を総取りする代わりに、利息を安くする仕組みです。

・おまとめ先は利息収入が増える

・顧客は利息が安くなって1か所に返済できる

というメリットがあります。

債務整理とは?

債務整理(さいむせいり)とは、カード関係の借金整理のことです。

債務整理の代表格は任意整理(にんいせいり)で、裁判所を利用しないでできる手軽さから多くの方が利用しています。

任意整理のメリットは、以下の2点です。

・利息の支払いがなくなること

・月々の支払額を半分程度に抑えられること。

先のRさんが、おまとめローンではなく任意整理をすると、そもそも利息の支払いがなくなります。(利用年数1年未満は減るにとどまる場合もあります)

そして、利息の支払いがなくなるため、月々の返済額も大幅に減らせます。

おまとめローンのデメリット

過払い金の清算がされない

おまとめローンでは、過払い金があっても、その清算をしてくれません。

そのため、支払いをしなくてもよい金額まで、おまとめで1本化されます。

おまとめ先は、法律の専門家(司法書士や弁護士)ではありません。

そのため、過払い金などの法律的な対応は行ってくれないというわけです。

ローン審査が厳しい

おまとめローンは、金額が200万、300万などになるのも珍しくありません。

借入額が大きくなるため、一般のカードよりも、審査が厳しい傾向にあります。

ローン金額が大きい分、返済が滞った場合に、おまとめ先のダメージが大きいのが、審査が厳しくなる原因です。

おまとめローンをしたくても、審査に通らないというケースも考えられます。

おまとめ先が儲かる仕組みになっている

「借金を1本化できて利息も安くなる」という言葉だけを見ると、「おまとめローンは顧客に優しいサービス」と見えるでしょう。

しかし、銀行やカード会社がおまとめローンを勧める理由は、「おまとめ先が利息を総取りできる」おいしいシステムだからです。

例えば、A社が金利18%で80万円を貸していると、1年間の利息は14万4000円。

これを、おまとめして280万円を金利12%にしても、1年間の利息は約33万円。

このようにおまとめをすることで、利息が下がってもA社自体が「儲かる」わけです。

そもそも、債務整理をしたほうが利息がなくなりますが、おまとめ先はそうした説明はしてくれません。

利息が安くなっても利息を払う分、債務整理よりも金銭的な負担は大きいわけです。

債務整理のデメリット

ブラックリストになる

債務整理を行うと、ペナルティとしてブラックリストになります。

ブラックリストになると、後払いなどが一定年数(5年~7年)はできなくなります。

つまり、クレジットカードやカードローンが利用できなくなるというわけです。

その他、携帯電話の機種変時に本体代金の分割購入ができなかったり、賃貸契約時の保証会社の審査に通らないなどのデメリットもあります。

返済が1か所にはまとまらない

債務整理では、支払いが1ヵ所にまとまるということは基本的にありません。

債務整理を行ったそれぞれのカード会社に、支払いを行います。

ただし、依頼をした事務所が返済代行まで請け負ってくれる場合には、実質的におまとめと変わりません。(全ての事務所が対応しているわけではありません)

この場合には、依頼した事務所にまとめて返済金を振込めば大丈夫です。

但し、返済代行を依頼した場合には、その分の手数料は発生します。

費用が高いと債務整理の効果がない

債務整理費用は、依頼する事務所によってかなりの開きがあります。

費用が安い事務所と高い事務所を比較した場合、2、3倍変わるケースもあります。

そして、一定数の弁護士事務所や司法書士事務所では、その費用がとんでもなく高いところも存在します。

こうした費用が高い事務所に依頼をしてしまうと、債務整理よりもおまとめローンのほうが費用対効果が良いケースもあります。

おまとめローンと債務整理の比較

おまとめローンは「利息が減って1か所に返済。ブラックにならない」が特徴です。

債務整理は、「利息がなくなり返済が大きく減る。でもブラックになる」が特徴です。

両者の違いを比較してみましょう。

  おまとめローン 債務整理
利息の支払い あり なし(例外あり)
月々の返済額 少し減る 多く減る
過払い金への対応 なし あり
ブラックリスト ならない なる
支払い先が1ヵ所へ あり なし(例外あり)
手続きの目的 顧客獲得 債務者救済

金銭的な効果は債務整理のほうが高い

債務整理を行うと利息の支払いがなくなるため、おまとめローンよりも総額で返済するお金は少なくなります。

また、それに伴い、毎月の返済額もおまとめより低くくなる傾向にあります。

例えば、おまとめローンでは、300万円の15%で年間45万円の利息が発生、12%の金利でも年間36万円の利息が発生します。

債務整理では、この36万円~45万円がかからないので、金銭的な負担の差は明白です。

返済を1か所にするのはどちらでもできる

おまとめローンは、返済を1か所にまとめられます。

任意整理も、返済代行ができる事務所に依頼すれば、返済先は1か所で済みます。

この点については、両者に差はありません。

債務整理は金融ブラックになる

おまとめローンを行っても、現在利用しているクレジットカードは使えます。

他のローンを組めることはあります。

ただし、おまとめローンの返済があることは分かる事実なので、与信枠がないと判断されれば、借り入れはできなくなります。

債務整理ではブラックリストになります。

そのため、与信枠に関わらず、5年~7年はクレジットカードの利用やローンを組むことはできません。

まとめ

金銭的な費用対効果を求めるなら「債務整理」。

ブラックリストにならないことを最優先するなら「おまとめローン」。

これが、1つの基準と言えるでしょう。

悩んでいる場合には、まず、おまとめローンの審査が通るか確認してみることです。

この審査に通らなければ、そもそも選択肢は債務整理しか残りません。

いたずらに悩む必要もなくなるかもしれません。

ホームページの執筆者

司法書士・行政書士 山口広樹

司法書士・行政書士 山口広樹

司法書士法人かながわ総合法務事務所の代表。2008年より司法書士登録。

債務整理を専門とし1万件以上の事案を解決してきました。こうした経験を記した「債務整理の専門家ブログ」は多くの方に好評を頂いております。

債務整理のことなら当事務所にお任せ下さい。日本全国の方に無料相談を行っています。

債務整理の無料相談はこちら

「優しく」「親身に」「安全な債務整理を」ご相談者のみなさまが、安心して進められる手続きをご提案します。

  • 任意整理の和解実績1万件以上
  • 日本全国で無料相談に対応。
  • 家族・職場に秘密の方もご安心を
  • 電話・メール共にご相談は無料
  • 電話相談は予約不要。すぐにOK
  • 今月の返済が難しい場合も大丈夫!

お電話でのご相談はこちらから

0120-631-625

9:00〜20:00(土曜)10:00~16:00

無料相談はこちらから

債務整理の無料相談はこちら
債務整理の診断は無料

「任意整理できる?できない?」
「自分にはどんな債務整理がいい?」
債務整理の診断は無料です。
お気軽にご利用ください。

0120-631-625

メールでのお問合せは24時間受付。営業時間外はメールをご利用ください。

かながわ総合法務事務所

事務所概要

神奈川県横浜市西区北幸2-10-27 
東武立野ビル1階
(横浜駅西口より徒歩8分)

平日9:00~20:00
土曜 10:00~16:00

サイドメニュー