司法書士法人・行政書士かながわ総合法務事務所
神奈川県横浜市西区高島2-14-12 ヨコハマジャスト2号館5階
(横浜駅東口より徒歩3分)
TEL:045-328-1280
イオンカードは、任意整理にも柔軟に応じてくれる会社です。
任意整理を行った場合、元金のみの支払いとなります。この元金を5年(60ヶ月)払いで支払っていくのが一般的です。
また、2007年以前からイオンカードを利用していると、「過払い金」という払いすぎたお金が発生する場合もあります。
過払い金があると借金の元金自体を減らすことが出来るのが特徴です。
カード返済が苦しくなる原因や、債務整理での解決法を解説していきます。
イオンカードの金利やリボ手数料を確認してみましょう。
任意整理では、この支払いをカットすることで、返済の負担が軽くなります。
イオンではクレジットカードとして、イオンカードを発行しています。
家族カードもあり、家族3人まで本人と同じカードを発行してもらえます。
この他に、電子マネー決済ができるWAONカードを発行しています。
WAONはチャージ金額だけを利用できる、言うなれば前払い式のカードです。
返済方法には、1回払い・分割払い・ボーナス払い・リボ払いの4つがあります。
リボ払いは、毎月最低2000円からできるのが特徴。
締切日の利用残高に15%のリボ手数料が加算される形式です。
(イオンのリボ払いの仕組み 10万円のリボ払いの場合)
・Sコース(毎月2000円の返済・総支払額13万1750円)
・Aコース(毎月5000円の返済・総支払額11万2815円)
・Bコース(毎月7500円の返済・総支払額10万8659円)
・Cコース(毎月10,000円の返済・総支払額10万6570円)
毎月の返済額が少ないSコースでは、返済は楽でしょう。
しかし、リボ手数料が発生するため、返済が長くなれば出費は大きくなります。
反対に、返済額を大きくしたCコースなら、リボ手数料はほとんど気になりません。
これは、あくまで10万円のリボ払いの例です。
100万円のリボ払いになれば、リボ手数料は高額になり、返済額も大きくなります。
・イオン(90万円)
・セゾン(100万円)
・ニコス(120万円)
を利用しているRさんの場合で確認してみましょう。
この金額であれば、通常15%~18%の利息やリボ手数料が発生しています。
15%だとどのくらいの支払いなのか?計算してみましょう。
・90万円+100万円+110万円=300万円(3社合計の借金額)
・300万円×15%=45万円(1年間に発生する利息)
・45万円÷12ヶ月=3万7500円(1ヶ月に支払っている利息やリボ手数料)
実際にはこれだけ、多くのリボ手数料や利息を支払っているというのが現実です。
Rさんの収入が月に手取りで24万円だとします。
手取り1/3にあたる8万円を返済に充てた場合。
3万7500円は利息や手数料の返済にあたり、残る4万2500円が元金にあたります。
毎月8万円で1年返済を続けた場合。
12ヶ月で96万円を支払いますが、4万2500円×12ヶ月=51万円しか元金は減りません。
また、この1年の間に、一切カードを利用しないという人はいません。
この間に50万円ほどカードを利用するだけで、また2年目も300万円の借金です。
これが借金が減らないからくりなのです。
・利息やリボ手数料が高い
・月々の返済額が高い
こうした状況から抜け出せないので、またカードを使ってしまう。
そして、毎年借金が減らない、むしろ借金が増えたという状況に陥ってしまいます。
この状況を改善するには、利息やリボ手数料の返済を減らす必要があるのです。
こうした場合に有効になってくる手続きが「債務整理(さいむせいり)」です。
債務整理の一つである任意整理では、利息やリボ手数料を無くした返済に変えることが可能なのです。
例えば、約60万円(キャッシング20万円・ショッピング40万円)の支払いに任意整理を行ったとします。
この場合には、毎月1万円の60ヶ月(5年)払いとなるイメージです。
基本的に60回(5年)の分割払いには応じてもらえる会社です。
負債額が100万円以上など、金額が大きい場合には、72回(6年)払いの和解にも応じてもらえることがあります。
利息やショッピング手数料のカットには全面的に応じてくれる会社です。
任意整理後は、利息やリボ手数料のの支払いはなくなります。
2007年以前からイオンのキャッシングを利用していると、「過払い金」が発生することがあります。
返済中の状態で過払い金請求を行うと元金が減額され、完済の場合にはお金が戻ってきます。
イオンは、こうした過払い金に対しても誠実に対応してくれる会社です。
2018年にイオンカードを作成したMさん。
イオンスーパーでのショッピング利用が主でしたが、その後ネットショッピングにもこのカードを利用。
他にも、クレジットカードを複数所有し、カード払いの総額は300万円に。
前者の任意整理を行うことになりました。
任意整理前のイオンの利用:47万6070円(全てショッピング)
イオンは、毎月8000円の60か月(5年)払いで和解となりました。
(初回:6,070円・以後59回:8,000円の分割払い)
任意整理によって、今後の利息の支払いはなくなりました。
その他の支払いも任意整理が成立し、300万円の支払いは毎月5万円で行っていくことになりました。
イオングループは従業員数58万人を誇る巨大企業です。
そして、イオンスーパーの利用者は年間14億の来店客数といわれています。
イオングループの社員・スーパーの利用者の大半がイオンカードを利用しています。
債務整理の実務上も、イオンカードの手続きは多いと言えます。
過去には、イオンの従業員(パート)の方の任意整理を行ったこともあります。
「会社に知られないか」
「パートをクビにならないか」
こうした心配を抱えておられましたが、特に問題なく手続きを完了できました。
イオンカードへの影響が気になる場合、任意整理ではこれを外すこともできます。
ブラックリストの影響でイオンカードは使えなくなりますが、手続きに含めないことはできるというわけです。
これが、個人再生や自己破産では、イオンカードも対象に含める必要があります。
早い段階で任意整理を行うと、デメリットなく進められます。
無理をして返済を続けるのは、得策ではありません。
返済が難しい場合には、すぐにご相談ください。
司法書士法人かながわ総合法務事務所の代表。2008年より司法書士登録。
債務整理を専門とし1万件以上の事案を解決してきました。こうした経験を記した「債務整理の専門家ブログ」は多くの方に好評を頂いております。
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