オリックスクレジットの任意整理

オリックスのカードローン事業を担うのが、オリックスクレジットです。

オリックス銀行の保証会社でもあります。

オリックスで有名なカードと言えば、オリックスVIPローンカード。

このカードも含め、オリックスクレジットが発行元のクレジットカードは、任意整理の対象になります。

任意整理では、6年（72回）程度の分割払いにも応じてくれる会社です。

また、今後の利息の免除にも対応してくれます。

例えば、オリックスから120万円借りている場合。

120万円×15％＝18万円の利息を、1年で支払っています。

5年近くこれが続いた場合には、18万円×5年＝90万円も、利息が発生します。

任意整理を行った場合、こうした利息の支払いがなくなります。

自分で支払う場合と任意整理をした場合では、大きな差が出るのは分かると思います。

「利息がなくなる」ということは、借りたお金（元金）を支払えばよくなります。

例えば、120万円を5年（60ヶ月）の分割払いにすると月々2万円です。

毎月の返済額も、任意整理を行うことで大きく抑えられるようになります。

オリックスでは、5年（60回）～6年（72回）程度の分割払いが多く、ケースによっては、もう少し長い分割払いが認められるケースもあります。

任意整理をすると、ブラックリストになります。

信用情報（CIC・JICC）に任意整理を行ったことが登録されると、「後払い」に制限がかかります。

ブラックの期間は一生ではありません。

最長で任意整理の返済が終わってから5年後には消えます。

・クレジットカードや銀行カードローンを利用できなくなる。

・住宅ローンの審査が通らなくなる。

・保証人になることが難しくなる

・賃貸物件で保証会社の審査に通りづらくなる

・携帯電話の機種変更時は機種代の一括購入が条件になる。

平成10年にオリックスのカードを作成したＡさん。

50万円の利用からスタートして、最終的には100万円の限度額で利用していました。

任意整理前：97万2080円　　　　　

63回払い・将来利息のカットという条件で、和解することができました。

任意整理後：94万2080円を分割払いへ。

（初回を1万2080円、以後62ヶ月を毎月1万5000円とする和解）